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zoom RSS 那須連山縦走/白笹山〜甲子山

<<   作成日時 : 2007/09/11 08:24   >>

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那須の山は細切れではほとんど歩いているのですが、一度は繋げないと何となく落ち着きません。一応全山縦走ですが、白笹山と甲子山は直線で9.5Kmしかなく短いのです。独りでは交差縦走なんて出来ないので、上り口の沼原と終点の甲子温泉には、ご近所の方に車の送迎をお願いしました。

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9月8日
沼原、8時20分発。前日、関東直撃の台風9号が通過したのにスカッ晴とはいきません。まーまーの晴。
白笹山は形の整ったコニーデなので、ペースはとりやすいはずなのに頂は11時。1時間で標高差167mは、一泊の荷が少し重いとはいえ最初から遅過ぎです。

頂では松かさ採り(役所の許可あり 画像
)の『五葉松保存会』のご一行に会
いました。このあたりは五葉と這松
が混生しているとの事です。北海道
と違って本州の山で驚いたのは、安
達太良山の降りで這松がいつの間
にか五葉松に変った事で、あの這松
は、五葉が這っていると思ったのです
が、間違いだったのですね。

白笹と南月山の間は暗いコメツガ
林(写真)。巨木です。表土の浅い
尾根筋に適応するらしいのですが、
さもありなん..の感です。
画像
南月山からは土曜日の銀座。

日の出平からは、ガスの茶臼岳
が少し怪しい感じです。

茶臼岳を分岐から時計周りに登
って、峰の茶屋から高差125m
を降リ、避難小屋16時05分。

最初は、適当にツエルトを被るつ
もりでしたが、ゆっくりと寝たくな
ったのです。

トイレはありませんが、手直しがされていて綺麗で、水場も近くです。同宿者2人。いずれも熟年。

20時過ぎ、とてつもなく激しい雨。ツエルトだったらと....戦慄。

9月9日画像
快晴です。5時25分発。30分弱で
峰の茶屋に登り返して縦走再開。

熊見曾根で茶臼を振り返った時、
ふと高度計を合わせていないのに
気付き、すぐに句が浮かびました。
慣れた山での快晴で緊張が緩んでいるのですね。

高度計 アジャストもせず 秋快晴

三本槍岳8時20分。地図上では那須の最高峰なのですが、どうも怪しいと思い始めました。三本槍から眺めても、先週大沢の源頭から撮ったパノラマを睨んでも茶臼が高そうです。
『日本百名山』では茶臼が最高峰となっていて、深田久弥のミスを見つけたとほくそ笑んでいたのですが...。

頂上の三組のカップル(羨ましい)に挨拶して北へ。スキップ予定の旭岳が立派です。

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*** 旭岳、須立山、鏡ヶ池 ***

鏡ヶ沼分岐では会津からのパーティーに会いましたが、この鏡ヶ沼経由の1.77Kmだけが那須の山で歩いていない唯一の道です。

須立山から振り返ると、翼を広げた三本槍がかなりの迫力です。

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*** 須立山からの三本槍岳 ***

須立山の急峻なガレを降るともう苦労はありません。笠ガ松の頂上には一本の立派なコメツガ。これが山名の由来なのでしょうか?五葉松と這松も共生しています。

坊主沼から甲子山への捲き道の水場では、コーヒータイムを楽しみました。独りの山でこんなのは始めてです。

最後の頂、甲子山は13時20分。

甲子温泉への九十九折は、あれはミズナラではなくコナラだ...なんて勉強の成果を確かめながら降りました。田代山にご一緒した森の大家に刺激されて、木と森の勉強中です。

ついでに成果自慢をもう一つ。峰の茶屋から避難小屋への途上に『一面のダケカンバ』という解説板があリましたが、『おそらく山火事があったに違いない』という推論が出来るようになりました。シラカバ類は森の遷移の最初に成長する典型的な陽樹だからです。そして100年の単位で想像すると、このダケカンバ林はブナやトチの陰樹の極相林へと遷移するのでしょう。それとも茶臼岳の噴火で焼野原に戻るのかもしれません。

甲子温泉14時50分。

全水平距離=21.8Km、登りの累計標高差=1430m、全所要=15時間40分。

道中で最も目立ったのは、オオカメノキの実。

赤き実を 五度ほども撮る 秋の山

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最後に名前の判らない花を2点

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*** 白いのもあリました ***

*** ノリウツギとの事です。ピンクもあるのですね ***

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*** 撮影中の方に教えて頂いたのですが失念 ***

070913追記
上の黄色の花は『イワインチン』でした。実は、名前を教えて頂いてその場を去ってから、『あの方は自分がいつも見ている那須町紹介のPhotアトリエというブログのオーナーではなかったのか?』と気付きました。今日アクセスしてみると、やはりイワインチンだったので、確かめたら間違いありませんでした。『プロ級ですね』なんて話しかけましたが、『プロ』だったのですね。

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コメント(2件)

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那須連山の縦走お疲れ様でした。

先週、日の出平では失礼いたしました。
今日は大峠から大倉山を往復してきましたが強風のため植物採集は出来ませんでした。
白い花の正体ですがノリウツギ(糊空木)です。和紙を作る際、この木の皮から糊を採取したとされています。
那須町の菊地です
2007/09/16 00:42
那須町の菊地です様
コメントありがとうございました。ノリウツギは白だと思っていましたが、ピンクもあるのですね。花はさっぱり判りませんので、今後ともよろしくお願いいたします。

日の出平のダイモンジソウも載っていましたが、沢などの湿っぽい環境だと思っていたので尾根筋は意外でした。
ところで小生はバケーションランドに住んでいますが、すぐ近くの余笹川左岸の湿った岩壁に、この花の大群落があります。ダムのすぐ上流ですが、別荘地の捲き道ですぐ近くまで車で行けます。
ご存知かもしれませんね。

2007/09/16 10:27

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