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zoom RSS 石拾い/石川町のペグマタイト

<<   作成日時 : 2008/11/15 22:19   >>

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ペグマタイトは深成岩(主に花崗岩)のマグマが空洞等との境界部でゆっくり冷えて大きな結晶となったものです.徐冷されると未凝固のマグマには各種の元素が濃縮するので,鉱物の結晶が成長し鉱床を伴う事が多いとの事です.

石川町は花崗岩ペグマタイト鉱床では,日本では最も有名で150種以上の鉱物が記録されているとの事ですが,鉱山は全て閉山しています.

車で1時間程.近いので小春日和に誘われて(10/13),ペグマタイト採取に出掛けました.

まずは役場.拾える場所を尋ねましたが不案内.資料館を紹介されました.この町にはこの観光資源を活用しようとする意志がほとんど無いようです.

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資料館は開館時間後なのにロック状態.隣の公民館の方に開けて頂きました.
無料ですが標本は絶品.一抱えもありそうな巨大な石英や長石に驚嘆.多様な鉱物標本を理解するには残念ながら今の小生では知識不足です.

公民館の方に,唯一つ残っている鉱山跡(和久観音山鉱山)を教えて頂きました.

鉱山跡には坑道跡が3箇所.ペグマタイト脈が露出していて,破片が転がっています.写真は拾った2片.
一つは普通の花崗岩とは違って黒雲母が巨大です.

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大きな黒雲母(電気石かも)の目立つペグマタイト/和久観音山鉱山跡

もう一つは長石(白)と石英(灰色)の結晶が規則的な縞模様を作っているので(文象構造というらしい),文象花崗岩らしい.これはペグマタイトの花崗岩との接触部に出来るようです.研磨したら模様が綺麗ではないかと楽しみです.

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文象花崗岩(ペグマタイト)?/和久観音山鉱山跡

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ペグマタイト鉱床/ネットから借用(http://staff.aist.go.jp/sudo-gsj/chishitsu559/chishitsu559-3.html

御斎所街道を古殿方面に走り,東側の沢で竹貫変成岩らしい石拾いの後に,いよいよ球状花崗岩探し.

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球状花崗岩/ネットから借用

この珍しい花崗岩はネットで知りましたが,場所は全く不明.ほとんどは消えかかっている石川町の案内板を見つけて「笹目田」という所にあるらしいと知りました.ところが2軒の民家で訊ねても全く不案内.
山勘で走って,ようやくたどり着いた笹目田の雑貨屋のあばさんは「珍しい石なんて,60年住んでるけど聞いた事ね(無)」との返事.
ところが天の助け...駐在所を見つけました.こんな山の中に...「日本は凄い」.詳細な地図を描いて頂きました.

ようやく車一台の道を進んで,教えて頂いた案内板にたどり着きました.ところが何と!...球状花崗岩の一片も見あたらず,マサ(花崗岩の風化砂)ばかり.おそらく採取されてしまったか,風化したのでしょう.

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球状花崗岩の案内板/笹目田

かくして今回の石拾いは終了.

この辺りの課題はまだ残っています.沢ではなく,山頂での素性確かな竹貫変成岩(片麻岩)の採取です.帰ってから調べると古殿町の鎌倉岳がその山らしいと知りました.

11/19追記 文象花崗岩を切断研磨.かなり満足です.

文象の 御影を磨く 夜なべかな

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11/24 追記 御斎所街道東の沢で採取した石
砂岩.微細な結晶が認められるので,弱変成の片岩かも?

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砂岩/切断・研磨

片岩.多分元岩は砂岩.無数の微細な白い結晶.内部まで赤く酸化されていますが,こんな緻密な固体中を空気中の酸素が拡散するのでしょうね.時間の長さを感じます.

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片岩/破面

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